3.08.2017

戦争まで|3月23日トークイベント

トークイベントのご案内

加藤陽子『戦争まで』
紀伊國屋じんぶん大賞2017受賞!



加藤陽子さんの『戦争まで』が、紀伊國屋じんぶん大賞2017を受賞しました。
投票くださったみなさま、どうもありがとうございます!

投票くださった方々の推薦コメントと、加藤陽子さんの受賞コメントはこちら。
発表!!紀伊國屋じんぶん大賞2017──読者と選ぶ人文書ベスト30

3月23日(木)19時から、紀伊國屋ホールにて、
紀伊國屋書店ベストセラー大賞キノベス!
紀伊國屋じんぶん大賞2017贈賞式 & 加藤陽子さん受賞記念講演
「歴史(学)にできることは何か」を行います。

お申し込みは、キノチケットカウンター (新宿本店5階)、キノチケオンラインで。

◆加藤陽子さんより、
受賞記念講演「歴史(学)にできることは何か」に向けて。


過去を正確に描きながらも、未来を創り出すお手伝いをできるのが、歴史学の強みです。

今という時代は、これまでさまざまな理由から封印されてきた問題が、あたかもパンドラの函が開いたかのように、噴出してきた時代だといえます。焼け跡から戦後が始まった、その1945年から1946年にかけての時期に、我々の父祖が先送りにし、将来の叡智に委ねようとした問題群がいったい何であったのか、それを真剣に考えるべき時が来ているのでしょう。

例えば、天皇の退位問題をとってみましても、主権の存する日本国民の総意に基いて決められる象徴天皇の地位とは、どのようなものであるべきでしょうか。あるいは、国民の総意とは、どのように測られるべきものなのでしょうか。

古代ギリシアでは、過去と現在は、我々の前方にあって、見ることができるけれども、未来は、我々の後方にあって、見ることができない、と考えられていたといいます。ならば、未来は前方にはないのだと思い定め、歴史学の視点からものを見る観方をお話しできればよいと考えています。


『戦争まで』刊行後、初めての講演となります。ぜひお越しください。